ZIPAIR、尾翼「Z」消え新デザインに 6/18から

ZIPAIR(ジップエア、TZP/ZG)は6月15日、機体デザインの一部を変更すると発表した。2019年4月の機体デザイン発表時から垂直尾翼に掲げてきた「Z」の文字を消し、コーポレートカラーのグレーとグリーンを基調としたデザインに改め、18日から運航を開始する。

成田空港を拠点とするZIPAIRは、2020年6月に就航。機材はボーイング787-8型機で、親会社の日本航空(JAL/JL、9201)から転籍した4機を運航している。18日から導入する新デザインは、既存機にデカールを貼付し変更する。デカールは7月上旬までに既存の4機に導入を終え、12月からは新デザインの塗装機に塗り替える。2023年春までに全機体に新デザインを導入する見通し。

 「Z」の文字は、ウクライナに侵攻したロシア軍が自軍の象徴として導入している。新デザインの導入について、同社の西田真吾社長は「(軍を象徴するようなつもりで)付けたロゴではないが、初見では何か感じられる方もいらっしゃるかもしれない」と、一部SNSなどで懸念する声が上がっていたことを明かした。西田社長は「今回のデザイン変更は『成長・覚悟』を示す」と強調した。

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