OECDのこうしたデータは、「なぜイタリアは安定的で十分な給与が得られる雇用を生み出せないのか」という議論を巻き起こしている。
そしてエコノミストが用意した答えは、特に教育と技術分野への過小投資、低い生産性、景気拡大の勢いの弱さが負の連鎖をもたらしているというものだ。
また問題の根も深い。

ローマのルイス大学とパリ政治学院で経済学の教授を務めるフランチェスコ・サラチェノ氏は
「われわれは1980年代に間違った成長モデルを選択してしまった。グローバル化への対応で、
ドイツのような質の高い生産につながる投資をするのではなく、コストを下げて新興国と競争しようとした。つまり安月給が続いたというわけだ」と説明した。https://jp.reuters.com/article/analysis-italy-employment-idJPKBN2NY0BB?utm_source=rcom&utm_medium=jpranking