JR九州は、長崎、熊本、鹿児島県の在来線で、車掌を廃止する方向で検討に入った。
新型コロナウイルス禍が続いている鉄道事業の収益回復に向けた経営合理化の一環で、
西九州新幹線の開業にあわせてダイヤ改正を行う9月23日から適用する計画だ。

3県ではダイヤ改正後、運行する在来線列車に運転士のみが乗車する「ワンマン運転」の対象を拡大する方針で、
車掌を廃止する代わりに、車両にカメラを取り付けるなどして安全確認を行う考えだ。
対象となる車掌については、配置転換などで対応するという。

JR九州は9月のダイヤ改正で、利用客の多い福岡都市圏の通勤・通学時間帯に減便することなどを発表しており、
車掌の廃止もあわせ、年10億円以上の経費削減効果を見込んでいる。

https://news.yahoo.co.jp/articles/4d62a19b709e4d79a271b157aebc201904d5fb84