仕事で心の病、過去最多 629件、3年連続増 21年度

 厚生労働省が24日発表した2021年度の労災補償状況によると、仕事による強いストレスが原因のうつ病など精神障害の労災認定は629件だった。

 前年度から21件増え、3年連続で過去最多を更新した。原因は「上司などからのパワハラ」(125件)が最も多い。

 パワハラ以外の原因は「仕事内容・量の変化」(71件)、「事故・災害の体験・目撃」(66件)と続いた。認定数を年代別で見ると、40代が最多の200件だった。

 新型コロナウイルス感染に関連して認定された件数は18件に上った。自殺・自殺未遂者は2件減の79件。精神障害の労災申請件数も295件増の2346件で過去最多だった。 
https://news.yahoo.co.jp/articles/5845ea2f89e330a0a1531ccd05f1be9e66c29442