「4年制大学への編入は諦めました」

米カリフォルニア州の2年制大学に通う長島優さん(31)はこう話す。

人材会社の営業職をしていたが、体調不良も重なり、「人生を考え直そう」と留学を決めた。

2020年秋に大学に入学。コロナ禍で1年目は日本国内でオンラインで授業を受け、21年8月にようやく渡米した。

今年に入り、対面授業も増えてきて充実感を感じているさなか、円安が懐を直撃した。

日本の銀行の貯金を米国の銀行で引き出しながら、授業料や生活費を賄ってきた。

「(米国の)物価は肌感覚で日本より1・5倍ほど高い」。ルームシェアの家賃は光熱費込みで月800ドル(10万円ほど)。ファストフードも11~12ドル(1500円前後)くらいかかるという。
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