中国の習近平国家主席は23日、新興5カ国=BRICS首脳会議で演説し欧米各国を念頭に
「他国の権益を無視する唯我独尊を行っている」と批判しました。

会議は習主席のほか、ロシアのプーチン大統領やインドのモディ首相ら5カ国の首脳が出席しオンライン形式で開かれました。
習主席は演説の中で「一部の国は軍事同盟の拡大によって絶対的な安全保障を求めようとたくらみ、
他国の権益を無視して唯我独尊を大々的にやっている。」と述べNATO=北大西洋条約機構の拡大を進める欧米各国を批判しました。
NATOの拡大はロシアのプーチン大統領もウクライナ侵攻の名目に挙げており、改めてロシアとの共闘を維持する姿勢を示した形です。

その上で「BRICSは互いの核心的利益に関わる問題で相互に支持し、覇権主義やいじめに対抗すべきだ」と述べ
26日からG7=先進7カ国首脳会議が開かれるのを前に対抗姿勢を鮮明にしています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/4184caac121d7effb63f27700a078836f743ccb7