「運転中猫が飛び込んできて、ぶつかったと思って慌てて車停めて降りたら元気に駆け寄ってきて、抱きついて頬擦りして離れなくて、挙げ句車に乗り込んで、『さ、行こう!』って顔されて、今うちにいるという、この質の悪すぎる当たり屋どうしてくれよう……(警察には届けたし皮膚病あったから病院も行った)」というツイートが話題です。
約27万ものいいねがついたツイートの続きによると、Ermineさんは「当たり屋」を保護した後、動物病院を受診し、警察署に届けを提出。さらに、「飼い主が見つからなければうちの子です」と覚悟と責任を表明したErmineさんに、「可愛い当たり屋」との出会いについてお話を聞きました。
警戒心なく甘えん坊。飼い主さんがいたかも…
Ermineさんによると、動物病院に連れて行くために「洗濯ネット」に入れるときも猫は喉を鳴らして甘えていて、「こんなに警戒心もなく甘えん坊なら、野良では生きていけないだろう。飼い主さんがいたかもしれない…」と感じたそうです。
すぐに警察署に拾得物の届けを提出し、「(警察署で)拾得物を自宅で預かりますって署名もしてきたのでうちにいます」「9月までに飼い主さんが見つからなかったら正式にうちの子としてお迎えになるのでご安心ください」とツイート。その猫愛に満ちた責任ある行動に、多くの絶賛の声が寄せられました。
現在、まだ飼い主さんは見つかっていませんが、「少しずつあちこちから連絡が来ているので助かっています」と、Ermineさん。
「ネコネコネットワーク(NNN)の仕業か!」「ニャンターネットで猫好きの家に行くのはよく聞くが、猫好きの車のナンバーまで出回っているのか」と、愉快な声も寄せられた「可愛い当たり屋」。
その”運命的な出会いを描いた書き下ろしのイラスト”も提供してくださった、主にHANASU動画やアニメーションを制作するマルチクリエイター/イラストレーターの、Ermineさんにお話を伺いました。
※保護された猫「おそまつくん」に心当たりがある場合は、ErmineさんのツイッターまでDMにてご連絡をお願いします。「DMに猫の写真、特徴やお住まいの地域などを明記して連絡をいただけたらお返事しています。
また、最寄りの保健所か警察署に連絡を入れていただければ、条件が近ければこちらに連絡がくるはずです」とのことです。
保護した猫『さ、行こう!』→なんだこいつ…
ーー今回保護した子に「おそまつくん」という仮名をつけられたそうですね。「おそまつくん」はどんな状況で車道に飛び込んできたのですか?
「全力で養われに来た人懐っこいオスなので、おそまつでいいか!ということになりました(笑)。この日、朝方の住宅街をゆっくり運転していたのですが、左側の民家の塀から猫が飛び出して来ました。
こっちを向いたまま車の方に駆け寄って来たので、慌ててブレーキを踏みました。早朝で他に車もなかったので、すぐに車を降り、ぶつかっていないか確認しようと車体の右前方に移動して下を覗き込もうとしゃがんだところ、車体左前方から『にゃー!!』と鳴きながら駆け寄って来ました。
怪我がなさそうなのは良かったのですが、そのまま膝に乗って立ち上がり、喉を鳴らしながらしがみついて頬擦りし、下ろしても離れず、立ち上がって歩いてもぴったりついてくる状態でした。周りには誰もおらず、このまま放っておくのは危ないため、どうしようと思いつつ、エンジンがかかっていてうるさかったので、とりあえず車をなんとかしようとドアを開けました。
その途端、車に飛び乗り、助手席で立ち上がってフロント部分に前足を乗せながら無言でこっちを見てきて、あ…自分は準備万端だから、『さ、行こう!』って言ってる…なんだこいつ…ってなりました(笑)」
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https://news.yahoo.co.jp/articles/750c66e79062fd252e1cc7ffb90c70169e0e8b5f