ロシアの国営企業はNATO=北大西洋条約機構の首脳会議に合わせ、会場やアメリカなどの政府機関の
衛星写真を公開しました。ウクライナを支援する西側諸国に対し、
さらに敵対的になれば攻撃対象になると警告する狙いがあるとみられます。
ロシアの国営宇宙開発企業「ロスコスモス」が28日、SNS上で公開したのは
スペインにあるNATO首脳会議の会場のほか、アメリカの国防総省、
イギリスの連邦政府庁舎などが映った衛星写真です。
投稿では「NATO首脳会議で西側諸国はロシアを最悪の敵だと表明するだろう」と指摘。
「NATO加盟国やその友好国などが協議している間、会議の開催地とウクライナを支援する
各国の“意思決定機関”の衛星写真を公開する」としていて、欧米側がさらに
敵対的な行動をとれば攻撃対象となると警告する狙いがあるとみられます。
「意思決定機関」をめぐっては、メドベージェフ前大統領が、
“ウクライナがアメリカから提供された武器でロシアの領土を攻撃した場合、
ウクライナの国防省や軍の参謀本部といった「意思決定機関」を攻撃する”と発言。
さらに、“最終的な「意思決定機関」はウクライナ国外にありこれも脅威だ”として、
ウクライナを支援するアメリカなども攻撃対象となることを示唆していました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f1961449801483f0f6b905046644f88f9e2338db