通信障害、混乱広がる 決済や宅配、アメダスにも影響―KDDI

2022年07月02日19時21分

https://www.jiji.com/jc/article?k=2022070200356&g=eco

 KDDIで2日発生した通信障害は、金融、運輸など幅広い業界や気象観測データの収集にも影響を及ぼした。通信利用サービスは社会の隅々に浸透しており、障害発生時に混乱が広がるリスクも大きくなっている。

 「現金を用意しないと」。

ツイッター上にはKDDIの通信障害を受けた利用者のコメントが並んだ。

データ通信がしにくくなったことで、スマートフォン決済が利用できなくなる恐れがあるためだ。

実際、同社の回線を利用する店舗側の決済端末が使えないケースも生じた。

通信障害は、普及し始めたキャッシュレス決済の弱点となる。

 地方銀行の大垣共立銀行(岐阜県大垣市)では、岐阜、愛知、三重の東海3県などに設置している店舗外の現金自動預払機(ATM)221台のうち190台が利用できなくなった。