「専業主婦も生き方の一つ」そんな日本の保守的なジェンダー観にヨーロッパの人々が思うこと(プレジデントオンライン)
https://news.yahoo.co.jp/articles/23680fec0574e2b4eddccbb68d20876c71028970

(前略

ドイツの親の中には娘が「お花屋さんになりたい」と言うと、「お花屋さんを経営するのはいいね。大学で経済学を勉強したら、お花屋さんが経営できるし、お花に囲まれた生活ができるよ」と話します。

(中略

ヨーロッパでいう「多様性を認めること」は、LGBTQへの理解を深めたり、これまで女性が就いてこなかった職業に女性が就きやすくなったり、今までしてこなかったものを積極的に進めることを指します。

これに対して日本には「昔ながらのシステムのもと、古風な生き方をする女性も多様性の一部」という考え方があります。これが日本とヨーロッパの圧倒的な違いだと私は感じます。

日本では多様性は大事としながらも、「力仕事が男性にしかできないように、産むことは女性にしかできない」「女性は女らしさを、男性は男らしさを大切にするべき」という旨の発言をよく聞きます。

でも、従来の古風な生き方を多様な生き方の一つと見なしてしまうと、結局は、多くの人が保守的な生き方を守ることに固執してしまい、多様性のある社会への変化を妨げることになるのではないでしょうか。