シュバババババババ


神功皇后の系図を辿れば、『古事記』ではその先祖は新羅国王の子「天之日矛」(アメノヒボコ)【『日本書紀』では「天日槍」または大伽羅国の王子「都怒我阿羅斯等」(ツヌガアラシト)】であり、現天皇家に繋がる第二十六代継体天皇は渡来人である可能性が高い。
また、第五十代桓武天皇の母、高野新笠(たかのにいがさ)は百済武寧王家の出身である。勅撰の歴史書で、いわば公式の歴史記録である『続日本紀』によれば、その子桓武は父光仁天皇の葬儀に際し、「天皇哀号咽不能自止」【哀号(アイゴー)と咽びて自ら止むる能わず】。
更には『古事類苑』によれば、天皇家では平安時代を通して平安京宮内省北部に朝鮮渡来の神である「韓神」を守護神として祭り、公式祭祀として天皇、大臣、神祇官列席の下、「三島木綿(ゆう) 肩に取り掛け われ韓神(からかみ)の 韓招祷(からをぎ)せむや 韓招祷 韓招祷せむや」と祝詞を上げ、歌舞が行われる神事が存在したという。
戦前、皮肉にも「日鮮同祖論」が「日韓併合」の思想的学問的裏付け、理論的支柱として、その正当化に大いに利用された事実も忘れてはならない。
現在、日本政府及び宮内庁は、天皇家のルーツが明るみに出されることを極度に恐れているのか、天皇陵古墳の発掘と本格的な学術調査を頑なに不許可としている。

【参考:南(ナン)信廣「レイシストへの論告―徴用工、日本軍慰安婦問題の嘘と真実―」】