野菜の高騰が相次ぐなか、今レタスが安いと話題になっています。なぜなのでしょうか。
日本一の産地を緊急取材しました。

 東京・新宿区にある青果店では、ほうれん草が1袋198円、大葉が1袋88円。
やっぱり、野菜の高値が気になります。
 ただ、そんななかでも今、「安い」と話題になっている野菜が。

 新宿八百屋・廣田廣史さん:「こちらがレタスですね。58円(税抜き)で売っています」

 買い物客(飲食店経営):「すごく安くなっていてちょっとびっくりしました。
カレー店をやっているので必要なのでありがたいですね」
 実は、このレタス。先週はもっともっと安かったといいます。

 新宿八百屋・廣田廣史さん:「(Q.一番安い時だと?)(先週の)10円ですね。10円が一番安いです」

 実際、SNSでも「レタスが22円でびっくり」「レタスがうまい棒より安い…!」など、
驚きの安値を報告する投稿が相次いでいました。


 川上村周辺では先月下旬、6月の観測史上初めて真夏日を観測するなど連日、
高温となり、その直後、台風などの影響で雨の日が続きました。
 その高温と大雨ですべてのレタスが、一気に収穫時期を迎えてしまったそうです。
 レタス農家・由井祥平さん:「あのビニールから、この畑一面ですね…を廃棄に回す予定です。
1箱に16個入りなので、それが600箱あるのでそれを捨てる予定です

 どの農家も収穫が追いつかないほど供給が増えたため、需要と供給のバランスが崩れ、
一気に“値崩れ”を起こしたとみられます。

https://news.yahoo.co.jp/articles/1232bda5153ec695237e444f159d2ec0b83e4d08