昨日の記事の続きで、左翼政党(立憲民主党と日本共産党)が労働者や庶民の生活を豊かにすることよりも、ジェンダーイデオロギーに傾斜するようになった理由について考察する。理由はいくつか考えられるが、この記事では先進国に共通する二つの要因を指摘する。

一つ目は、政治家や党員の高学歴化である。彼らの多くは1960~70年代の学生運動・市民運動を思想的背景としており、労働問題よりも平和や平等(反差別)、反核、自然保護などに関心がある。

このような素地があったところに、
日本の賃金が上がらなくなった原因が分からないので上げ方も分からない
英語圏のリベラルの急進化(woke)に影響された
ことにより、いわば自分たち自身を納得させる現実逃避としてwokeismを打ち出したものと考えられる。

https://note.com/prof_nemuro/n/n1f64164a9674