中国で「不動産バブル崩壊・失業」が深刻化、習近平政権は正念場に
8/2(火) 6:01配
https://news.yahoo.co.jp/articles/b6f4436d3a5af06d71be85815eb5f1f213c89908?page=2

 不良債権問題を三つに分けて考えてみる。まず、企業に関して。エバーグランデ
など大手のデフォルト(債務不履行)が相次いでいる。銀行セクターでは、ずさんな
リスク管理の実態が浮上した。

 河南省では41万人の銀行預金が凍結された。貸し倒れ、担保資産の価値急落
によって、銀行の資金繰りが急激に悪化している。同省では3000人が参加して、
預金の支払いを求めるデモが起きた。取り付け騒ぎだ。それを阻止しようとした当
局との衝突も発生した。

 中国の金融システムの現況は、わが国の1990年代中頃を想起させる。連鎖倒
産が起き、不良債権は雪だるま式に増え、金融システムの不安定感が高まる一
連の流れだ。