綿矢りさ(38)「嫌いなら呼ぶなよ」 [955949967]
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普通に美人でびっくりした
一度お相手したいね
マンコから煙出るまで突つき回してやるのに >>108
ん?だから、綿矢りさは、悪意ある作家かもなってことな。
黒ミサに参列してる、とか。
>>114
647日目。 昔の中国のお話です。
ツェンツァイは一風変わった子でした。蛇足の故事成語がいっとうお気に入りで、いつも蛇に足をつけて描くのです。
「だからそれは蛇足だって言っているだろう。そんなんじゃ酒を奪われて呑まれちまうぞ」
友達はみんなくちぐちにそうはやしたてるのですがいっこうに意に介しません。
ツェンツァイの描く蛇足はツェンツァイの成長とともに一緒に育ってゆきました。
ツェンツァイの遺した蛇足の画は、今、龍と呼ばれています。 ダンナは官僚なんだよな・・・いいなあ、こんな嫁がいて >>116
人にゃ悪意もありゃ善意もあるんだよ
何でもかんでも二分できるようなもんじゃねえから
そんなのガキでも知ってること 私はその日も渋谷駅のホームで山手線を待っていた。雑踏と雑音以上の意味を持たない朝の光景、私にとって。
私は彦根市のマスコットを戯れに手でこねていた。その所為で雑踏のわずかな揺らぎと
近づいてくる雑音の中の雑音に気づくのが遅れた ダッ 音にするとそうなのだろう。それは一瞬のことだった。私は見た。私の通う高校の一人の男子生徒が、自動改札機を食パンを咥えてハイジャンプする光景を。
けたたましく警報が鳴った。「あ、やっぱ鳴んのかよ…」私はその言葉を聞き逃さない。と、そいつはまたピョンと改札を飛び越えて改札前に戻ると、PASMOをかざして通ろうとした。そこで駅員が来た。私はそこを離れる。 次の日、私は癪だった。私の中で処理しきれない感情が疼いているのをこの私自身が否定できずに居たからだ。
私は今日の朝も彦根市のマスコットを苛っていたが、昨日とは神経が違うのをどうすることもできなかった。
ああ!厭な予感がする、というより昨日と同じ雑音の中の雑音と やや増した揺らぎを感じたのだ。振り向くと
ダッ
私は眼を疑った。彼は棒高跳びで改札をクリヤした。そして、警報が鳴らないのを確認すると満足そうにまたヒョイと戻ってPASMOで堂々と改札を通過したのである。私は彼と電車が出て行ったがらんとしたホームで、我に還る。 次の日、最早期待に胸高まる私が居る事に私の自尊心は分解寸前だったが、彦根市のマスコットを苛ってるとなんだか平気のままで居れた。ありがとう、ひこにゃん。私は雑音を、いや足音を待つ。
来ない。もう少し待とう。
来ない。屈辱に満ちながらそっと振り向く。
来ない。
今日は来ないのだろうか。それともJR東日本は出禁になったのだろうか。ありうることだ、と私は思う。そうだ、あんな人は出禁にすればいい。振り向く。
私は愕然とした。
私は何をやってるのだろう。 だめだ。こんなことをしている場合ではない。私は遅ればせながら”皆勤賞”の三文字が脳裏に輝いた。
あんな人のためにむざむざこの一年の努力を無駄にしてなるものか。私が遅刻なぞしてみなさい、クラスの同級生はまたささやかに十分間の話題で満タンになるだろう。行かなくては。私は意を決して立ち上がり、ミニスカートのほこりを払うと決然とホームに立った。なぜ私はこんなに興奮しているんだ。いるの。 …混乱させて申し訳ないんだけど、私は結局渋谷駅に戻ってきてここに居る。立っている。大崎駅で何故か自分でもまっったくわかんないんだけど降りてしまったのだ。そしてまた戻ってきてしまったのだ。ああもう私は唇を噛み千切ってしまいたい、血まみれになったほうがいっそすっきりしてしまう、そうなりたいのにそんなことはしない自分が口惜しい、今の私は他人から見たらまるでヘンな女子高生ではないだろうか、だがそんなことに気を配る余裕は私にはゼロだった。必死にこらえながら私は彼を待った。なんだと。
ああそうだよ、私は彼を待っている。皆勤賞がかかっているというのに。
7時45分になった。完璧に遅刻の時間だ。構うものか、私は彼が来るまで待つ。
9時になったとき、わたしは、やっと、「彼も遅刻でない限りこんな時間に現れないことに気づいた。」
私のまなじりはふにゃんとなったと思う。私は今日、必ず彼に遭えるつもりでいたのかもしれない。
私はよろよろとその場を離れた。
惨めな敗残兵の気分だった。皆勤賞。 >>54
あれだんだんピアス穴の大きさが広くなるでしょ
そこの変化が暗喩というか物語の進行を表現してるの 次の日、私はもう彼のことなど完全に忘れて、元の生活に戻ることにした。なんという恥知らずな男で
あろうか。私の皆勤賞を一撃のもとに粉砕してわびのひとつも入れに来ないとは。私は意地でも
振り返らない。前を見ている。
畜生。
みつけてしまった。あの、この、憎らしい末子の代までたたる八つ裂きにしてやりたい食パンを今日も
咥えていたからである。今日も。私は本当に肚が立ってきた。皆勤賞の恨みをひとこと言ってやろう。
私はつかつかと歩み寄った。
「ねえ。」
彼は超意外なことにすぐ立ち止まって私に振り返った。眼が合う。
「なんで、食パンくわえてんの。」何を言ってるんだ私は!そうじゃないだろう皆勤賞の恨みをぶつけるんだろう!!
彼はしばらく黙っていた。そして、 「かわいいね。俺こんなに可愛いコに声かけられたの初めて。」と言った。 次の日、私は食パンを咥えて彼を待つ。どんな顔をするだろうか。足音を待つ。
来た。 わたしはアルトの女だ。
もう幼稚園の頃からそうだった。どうしてもあのあたまのてっぺんから黄色い嬌声を屈託なく忌憚なくい出せるソプラノという人種の女子に馴染めなかった。
「お前なんでそんないつもブスっとしてんだよー あーわかったブスだからだやーいやーい」あんたみたいのがいるからだ、馬鹿と思っても口には出さない。あんまり酷ければ
ケリを射れる。
中学も高校もそして大学も 書き忘れたが小学も わたしはアルトだった。いっそのことバスが出たらどんなにスッキリするだろうと夜悩んだのも一度や二度ではない。 わたしは平凡な大学に入り平凡な職場でアルトを続けている。わたしが子供の頃、アルトという車が発売された。
わたしは免許をとったその足でアルトを買いに販売店へ向かったものだ。以来ずっとモデルチェンジのたびに 買い換えている。わたしほどアルトに貢いでる女は居まいと断言する。
わたしは初代アルトが47万円だったことを覚えている。
ガスッ わたしはチッと舌打ちをした。昨日上司に酷く叱責されたことを憂鬱に思い出していて気を失していた。わたしはここぞとばかりドスの利いたアルトでアルトを降りるや否や叫ぶ「ちょっとどこ
チッ
超イケメンだ。あたしはイケメンが嫌いだ。
「もうしわけないですぅー どんくらいいっちゃいました?あらーらららー。」
イケメンのくせにひとなつこくすんな。初対面だぞわれわれは。
「あれ?ひょっとしてお前、鈴木??」
なんだこいつは。何故こいつはあたしの名前を知っている。さてはあたしを狙った新手の手の込んだストーカー
「俺だよ俺、本田。」
あたしはものすごいすっとんきょうなソプラニーノで驚きの声をあげて顔面真っ赤になった。 この人なんだかんだ一線級走り続けてんな
ちょくちょく映画化してるみたいだし >>147
俺は夢を与えるはなんだかなあと思ったけど
勝手にふるえてろでああこっちの方書くんかってなった
その後は一作ごとによくなる感じがするなあ 蹴りたい背中死ぬほどつまらんかったぞ
具体的に又吉直樹ぐらい 小説とかまったく読まなくなったけど
綿矢りさだけはたまに文庫本かってる
綿矢りさは認める
普通にこのひと日本の文壇のトップキープしてるよね
作品の題材は似たようなもんばっかだけど
ヲタが好きそうなアニメ化できるようなん書いて新海誠的なの 蹴りたい背中は思い出せるけどもう1人はコンビニだっけか
どこで差がついたのか ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています