スペインの7月における平均気温は25・6度。国立気象庁が8日に公表したもので、
AP通信によれば、観測が始まった1961年以降としては、どの月よりも高い気温だったことが明らかになった。

 これはこれまでの7月の平均気温を2・7度も上回る記録。
7月24日には南部モロン・デ・ラ・フロンテラで46度、北西部のオーレンセでは44度を記録していた。

 スペインでは猛暑と雨の降らない乾燥した気候が続いたために森林火災も多発しており、今年になってすでに370件以上の火災が発生。
焼失面積は日本の神奈川県とほぼ同じ2367平方メートルに達しており、異常気象による悪循環が続いている。

 隣国ポルトガルの7月における平均気温も観測が始まった1931年以降としては過去最高の25・1度。
これまでの平均より3度近く高くなっている。

https://www.sponichi.co.jp/society/news/2022/08/09/kiji/20220809s00042000223000c.html