【上昇気流】ロシアはウクライナ侵攻による自国兵士の犠牲者について沈黙してきた

 第1次大戦末期の1918年10月、ドイツの若き学徒兵が戦死した。その日は全戦線にわたって穏やかで、司令部報告にはこうあった。
「西部戦線異状なし、報告すべき件なし」(レマルク著『西部戦線異状なし』新潮文庫)。

 ロシアはウクライナ侵攻による自国兵士の犠牲者について沈黙してきた。それでこの長編小説を思い浮かべた。

https://vpoint.jp/column/updraft/218028.html