https://news.yahoo.co.jp/articles/435f71efcb073b3dbe9a1b03ba40d2061cc92599?page=1
<中略>
「岸田氏と麻生氏の政権運営にとって最大の脅威が、最大派閥の長として強い発言力を持つ安倍氏だった。
参院選に勝利した岸田政権にとって、『脱安倍』こそが次に取り組む課題になると思っていた。
こればかりは数奇な運命としか言いようがないが、岸田政権は安倍氏の突然の不在によって、政策の『フリーハンド』を得たことになる」

 安倍氏は、岸田政権が策定する「骨太の方針」をめぐり、防衛費を対GDP比2%以上とすると明記することや、
財政健全化目標の達成期限を削除することなどを強く要求し、一部を実現してきた。
こうした「軍備拡張派」や「積極財政派」の意向が、今後は通りづらくなる可能性がある。

 では、「フリーハンド」を得た岸田政権が国政選挙のない「黄金の3年間」で目指すものは何なのか。
浮かび上がってくるのは「増税」と「改憲」という二つのテーマだ。