この講演から8日後のことでした。長年、拉致問題に取り組み、政府の最重要課題に位置付けていた安倍元総理が銃撃され死亡。
健一さんは岸田総理には安倍元総理の遺志を継ぎ、拉致問題を解決してほしいと強く望んでいます。

(市川健一さん)「(安倍元総理は)ずっと私たちに寄り添い共に戦ってくれた。その遺志を継ぎ、岸田総理も金正恩に帰国の決断をさせなければいけない。トップ会談でなければ拉致問題は解決しない」


(増元るみ子さんの姉 平野フミ子さん)「安倍元総理が亡くなり、改めて拉致問題に真摯に向き合わないといけないと思った」

増元るみ子さんの姉・平野フミ子さんです。安倍元総理の死去からおよそ1週間後、自宅がある熊本県八代市で拉致問題解決を訴えるポスターを貼り替えていました。
フミ子さんは、安倍元総理が亡くなったことによる政府の取り組みへの影響を懸念しています。

(平野フミ子さん)「安倍元総理が亡くなったと聞いた時、拉致も終わったと思った。安倍元総理を頼りにしていたから。安倍元総理の『遺志を継いで』と岸田総理も言っていたから信用するしかない」

https://www.mbc.co.jp/news/article/2022081100058475.html