「維新」代表選 非難・暴露合戦パー券の“抜け穴”… 政党交付金はどこに 当初の議員を“珍獣”

 14日に告示された日本維新の会の初の代表選がさながら党の体質への非難・暴露合戦の様相を呈しています。

 同日の大阪市内での代表選街頭演説では、まず足立康史候補(国会議員団政調会長)が日本維新の会について「今の体制は国会議員が一番上。皆さんが一番下。永田町で自民党のまね事をしている間にらしさを失いつつある」と発言。維新が掲げている企業・団体献金の禁止について「抜け穴はパーティー券の企業売りだ」と暴露しました。

 梅村みずほ候補(参院議員)も「結党10年、おごりたるみ緩み、看板と内情が違ってはいないか。政党交付金、立法事務費。幹部にたくさんのお金が入ってるけど、どう使っているの? 正直ブラックボックスがある」などと訴えました。梅村氏は「党内弱者救済」のための「ハラスメント窓口の設置」も掲げました。

 一方、現共同代表の馬場伸幸候補は「私は見てくれが悪いから悪いことをしていると思っている方もいると思うが本当にそうなら松井(一郎現)代表が許さない。SNSでいろんなことが言われているが一切関わっていない」などと発言。何の釈明かはわかりませんが、統一協会との関わりについては、関連団体のイベントに出席したことなどがすでに明らかになっています。

 馬場氏は同日夜の決起集会では10年前結党後初の総選挙で当選した54人について「ほとんどが珍獣、動物だった」とこき下ろしました。

https://www.jcp.or.jp/akahata/aik22/2022-08-17/2022081702_03_0.html