重度の意識障害に…入院患者が誤った量の鎮痛剤を投与される 医師がシステムへの入力時に誤選択
8/21(日) 12:15

 石川県立中央病院で2020年、患者に誤った量の鎮痛剤を投与し、重度の意識障害となる医療事故が起きていたことが分かりました。

 事故が起きたのは県立中央病院です。病院によりますと、2020年12月、80代の入院患者が痛みを訴えたため、医師が鎮痛剤の投与を薬剤師と看護師に指示しました。

 しかし、この医師は電子カルテシステムで誤った濃度や量を選択していたということです。このシステムには、薬剤が適切な濃度や量かチェックする工程はなく、薬剤師と看護師は誤りに気づかなかったということです。

 その結果、この患者は重度の意識障害となったということです。

 病院は、患者の家族に賠償金3200万円を支払うことで合意していて、22日会見を開き詳しい経緯を説明します。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e58f775680a0e550a300ad04508dd62c84d6c909