コロナ感染の岸田首相は公邸で療養、オンライン活用し公務…夫人と長男が濃厚接触者に

 政府は21日、岸田首相が新型コロナウイルスに感染したと発表した。30日まで首相公邸で療養し、公務はオンラインを活用して実施する。現職首相の新型コロナ感染が確認されたのは初めて。

 首相は、20日夜から微熱やせきなどの症状があり、21日午前10時にPCR検査を受け、同日午後4時に陽性と判明した。

 政府関係者によると、首相は27~28日にチュニジアで開かれるアフリカ開発会議(TICAD)への出席を見送り、オンラインでの参加を検討する。アフリカ訪問後に調整していたカタールなどへの中東訪問も延期する見通しだ。

 裕子夫人と、秘書で長男の翔太郎氏は濃厚接触者となった。首相は12日に4回目のワクチン接種を済ませていた。

 首相は15日の公務後に夏休みに入り、16日は茨城県内でゴルフを行い、17~19日は静岡県内の温泉に家族と滞在した。19日午後に首相公邸に戻り、22日に公務に復帰する予定だった。

https://www.yomiuri.co.jp/politics/20220821-OYT1T50092/