山口市は18日、同市小郡地区で野生のサルに住民が襲われる被害が相次いでいた問題で、
サルを捕獲したガブリエル・マウさん(29)らインドネシア人の4人に感謝状を贈った。

 ガブリエルさんは7月28日午後9時ごろ、小郡地区にある勤務先の建設会社「長州興業」の寮に
サルが侵入したところを素手で床に押さえつけ、同僚の3人と一緒に捕獲した。

 市役所であった授与式で、伊藤和貴市長がガブリエルさん、同僚のリヴァル・グランディ・マメンコさん(28)、
アルヴォン・ジュワン・ルンブさん(25)、チンスキー・アルケラウス・ディハルド・ルモインドンさん(22)に感謝状を贈呈。
「市民生活の安心・安全が取り戻せた。市民から表彰してほしいという声がたくさん寄せられた」と感謝の言葉を述べた。
市特産の「あとう和牛」と「徳佐りんご」も贈った。

 市によると、サルの被害は7月8日から28日まで続き、延べ66人がけがを負ったが、
ガブリエルさんらがサルをつかまえてから被害は発生していない。
ガブリエルさんは「みなさんに感謝されてうれしい。心配事がなくなってよかった」と話した。

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