障害者に「手帳は偽物。早く降りろ」と運転手が暴言で運行会社が謝罪 桐生の路線バス | 上毛新聞社のニュースサイト
https://www.jomo-news.co.jp/articles/-/164153

群馬県桐生市の路線バスの50代の男性運転手が、左足と心臓機能に障害がある利用客の男性(68)に「早く降りろ」「(障害者手帳は)偽物だろ」といった暴言を浴びせていたことが22日、関係者への取材で分かった。運転手の勤務先で、市の委託を受けてバスを運行する同市内の企業は男性に謝罪した。

同社などによると、運転手は6月21日、男性が降車する際に「早く降りろ」と怒鳴った。7月26日にも障害者手帳の提示を求めた上で「偽物だろ」「中身を見せろ」などと告げ、男性がバスを降りると自分も降車し、手帳を不正利用しているなどとののしった。

その後、上司の営業所長が謝罪し、運転手を厳重注意とした。同社は「従業員教育を徹底し、再発防止に努める」としている。

市は同社から書面で報告を受ける方針。市交通ビジョン推進室は「事実とすれば遺憾だ。公共交通サービスとしてあってはならないこと」としている。