「旧統一教会とは無関係」岸田首相改めて説明 後援会長巡る報道受け

岸田文雄首相は24日、自身の熊本の後援会長が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連団体で議長を務めていたと同日発売の週刊文春で報じられたことについて「(後援会長は)旧統一教会と少しでも関係がある団体に関連しているとの意識がなかったと聞いている」と説明した。その上で「私自身、旧統一教会との関係はないとの認識は変わっていない」と改めて強調した。首相公邸からオンラインで記者団の質問に答えた。

 首相は、後援会長について「(関連団体が)旧統一教会に関連しているとの認識がなかった。既に辞めたと聞いている」と説明した。24日発売の週刊文春は、首相が2020年、旧統一教会の関連団体「全国教育問題協議会」の機関誌に寄稿したとも報じたが、首相は「協議会の理事長が、私の地元の支援者であるというつながりで対応した。理事長は『協議会は旧統一教会の関連団体ではない』と言明している」と述べた。

 首相は自民党の対応について「社会的に問題を指摘されている団体との関係を持たないことについて、党の(運営の指針となる)ガバナンスコードに盛り込むとともに、チェック体制を強化すべく検討を進めている」と強調。「もう一段踏み込んだ対応が必要との認識の下、党役員と協議を行っている。国民にしっかり発信し、中身を明らかにしていきたい」と述べた。【安部志帆子】

https://mainichi.jp/articles/20220824/k00/00m/010/180000c.amp