年下上司に日常的にパワハラ行為 男性巡査を懲戒処分 北海道警

 年下の上司2人に対し、日常的に高圧的な態度をとるなど、パワハラ行為をしたとして、北海道警は、40代の男性巡査を懲戒処分としました。

 懲戒処分を受けたのは、札幌方面の警察署で交通部門に勤務する40代の男性巡査です。

 北海道警によりますと、男性巡査は2022年4月下旬から6月1日にかけて、同じ部署の上司で30代の男性警部補と20代の巡査部長に対し、「実力が階級に見合わない」と、力量を否定し、職務上の命令に対しても「やってられねぇよ」と怒鳴りつけるなど、人格や尊厳を害する不適切な言動を行い、職場環境を著しく悪化させました。

 男性巡査は「パワハラをしたことは申し訳ありません」と話していて、減給100分10、3カ月の懲戒処分としました。

 男性巡査は勤続年数25年のベテランで、刑事部門での経験もあるなど、捜査経験が豊富な警察官で、2021年1月からこの警察署に勤務していていました。

 パワハラ行為の理由については、「上司2人に能力がなかった」と話していて、辞職はしないとのことです。

 職員の処分を受け北海道警察本部監察官室久馬昌司室長は「指導を徹底し、再発防止に務めます」とコメントしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8e771fa411030b7d9000852cb2e9ce3d6f4135bc