日本ブランドCUGGLが商標権争いでGUCCIに勝利

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イタリアの最先端高級ブランドGUCCIは、模倣ブランドCUGGLの商標登録を阻止しようとしたものの、日本の裁判所で敗訴した。

大阪で有名ブランドのパロディーを扱う会社を経営する黒川暢朗氏は、2021年後半までに、自身のブランド「CUGGL」の商標権を日本で取得した。
しかし、衣類に表示されたこの商標は半分しか表示されていない状態だった。

フィナンシャル・タイムズ紙によると、GUCCIは「CUCCI」の商標登録を受けて、ロゴが半分隠れた「CUGGL」を見た顧客が「GUCCI」と誤認すると主張した。

大阪に本社を置くこの会社の有名な例としては、
Pug/Pomerenian/Labrador(Puma)、Bai fanglaca(Balenciaga)、Azides(Adidas)等がある。
これらのデザインは、同社のウェブサイトで12ドル(約1,600円)から25ドル(約3400円)で販売されている。
これが原因で、黒川氏はしばしば、海外の大口顧客が雇った知的財産権弁護士との争いを起こしている。

今回の訴訟に関係のない法律事務所の要約によると、特許庁は先月、「GUCCI」と「CUGGL」は別物であると判断し、前者の商標権主張を棄却する決定を下した。

しかし、特許庁の決定に不満を抱いているのはGUCCIだけではない。
今年2月、特許庁は、商標パロディを巡って高級スポーツウェアブランドLACOSTEが起こした訴訟では、黒川氏の「OCOSITE」の登録を取り消した。