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「Dr.コトー診療所」のためだけに役者復帰 剛洋役・富岡涼の出演発表に反響

吉岡秀隆が主演を務める映画「Dr.コトー診療所」のキャストが、8月26日に発表された。人気ドラマの16年ぶりの続編となり、柴咲コウをはじめ、時任三郎、大塚寧々、泉谷しげるらおなじみのキャストたちが続投。芸能界を引退していた富岡涼が、本作のためだけに役者復帰を果たしたことも明かされ、SNSではシリーズのファンから喜びの声が寄せられている。

ドラマは僻地の離島を舞台に、東京から赴任してきた外科医“Dr.コトー”こと五島健助と島の人々との関わり合いを通して命の尊さを描くストーリーが視聴者の心を掴み、シーズン1、2ともに大ヒットを記録。映画では、吉岡が16年ぶりに“コトー先生”を演じ、「Dr.コトー診療所」の“今”を描く。

富岡が演じるのは、志木那島の漁師・原剛利(時任)の息子・剛洋(たけひろ)。かつてコトーに命を救ってもらったことをきっかけに、コトーのような医者になりたいと志す。その後、医者になるため中学受験し、東京の進学校へ無事入学した。現在28歳で、物語の鍵を握る役どころだ。
富岡は「Dr.コトー診療所」シリーズのほか、映画では「この胸いっぱいの愛を」のヒロ役、「ガメラ」の生誕40周年を記念して制作された「小さき勇者たち ガメラ」では主人公・透を演じていた。

出演にあたり、富岡は以下のコメントを寄せている。

「監督から映画化のお話と『参加しないか』と言われて、考えたこともなかったので驚いたのと、役者を辞めてから時間も経っていたので、かなり悩んだのですが、監督から声を掛けていただけたことがすごく嬉しくて『自分のできることを精一杯やってみよう』という思いで参加しました。島で吉岡さんや監督と話しながら過ごすうちに、だんだん昔、タケヒロがドラマの中で体験していたことを鮮明に思い出して気持ちがどんどん強まったので、自分の中にまだタケヒロが残ってたんだなと感じました。

皆さんに久々にお会いする時はかなり緊張していたのですが、『あ!タケヒロ』みたいな感じで声かけていただいて…。本当に島のみんなの中に久しぶりに帰ってきたような、里帰りしたような感覚で、あたたかく迎え入れていただけたことが嬉しかったです」

富岡の復帰が発表され、Twitterでは「面影ある」「たけひろ君がこんなに大きく…」「全員集合最高すぎる」などと、喜びの声が寄せられている。

映画「Dr.コトー診療所」は、12月16日全国東宝系で公開予定。