山口 下関 倉庫の屋根など崩落 救助の男性3人のうち1人死亡 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220907/k10013807111000.html

7日昼すぎ山口県下関市にある雑貨の卸売会社で倉庫の屋根や壁が崩れ、近くの車の中にいた従業員の男性3人が巻き込まれました。3人は救助されましたが、このうち55歳の男性が死亡し、2人がけがをしました。

7日午後1時15分ごろ、下関市の一の宮卸本町にある雑貨の卸売会社「辻豊」の倉庫で「建物の一部が崩壊して中に閉じ込められた人がいる」と消防に通報がありました。

警察によりますと、建物の壁やひさしが崩れて近くに止まっていた7台の車が下敷きになりました。

このうち3台の車に合わせて3人の従業員が乗っていて、いずれも救助されましたが、警察によりますと下関市の樋口善彦さん(55)が死亡しました。

また、40歳の男性と54歳の男性がけがをしたということです。

2人は意識はあり、命に別状はないということです。

ほかに建物の中などで巻き込まれた人はいないということです。

警察によりますと、この建物は鉄筋コンクリートづくりで、2階の一部が1階部分より飛び出し、その下に駐車場がある構造となっていて、ふだんは倉庫や作業場として使われているということです。

この会社では新型コロナウイルスの感染対策のため、昼の休憩時間に従業員らがそれぞれの車の中で過ごすことがあったということで、巻き込まれた3人は車で休憩を取っていたとみられるということです。

現場はJR新下関駅から南におよそ2キロほどの、建物が建ち並ぶ一角です。