安倍晋三元首相を銃撃した山上徹也容疑者(42)。警察への供述から、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)に恨みを抱いていたことがわかると、教団と政治家の接点に注目が集まった。

同時に、山上容疑者が幼いころ父親が亡くなり、教団信者の母親による高額献金のため貧困家庭で育ったことがわかると、同情も多く寄せられた。実際、SNSには、

《安倍さんを殺害した山上容疑者は子どもの頃からずっとお金のことで苦労し安らいだ生活したことなかったんだろうな 犯した罪は重いけど人間に気持ち殺されてほんとに可哀相》

《山上氏は加害者だけど、それまでの三十年間ずっと圧倒的に被害者であり弱者だったんだな。かわいそうすぎる》

 といったツイートが見られる。さらに、同情や共感を超え、礼賛や英雄視する意見も少なからず上がっている。

《山上烈士の義挙が日本の膿を悉く浄化しているの、真の愛国者すぎんだよな》

《そらまあ山上徹也は日本赤軍がなしえなかった国家中枢への打撃を成し遂げた大英雄だから、日本赤軍の失敗のリベンジってことだろ》

《安倍晋三の国葬なんか止めて、そのカネで、山上の銅像と記念館を建立すべき》
https://news.yahoo.co.jp/articles/9d7ca60568f2d2dfd6de62c2452537d81a8d8223