高さ120m「牛久大仏」大掃除 茨城、青銅製の仏像で世界一

地上からの高さが青銅製の仏像としては世界一とされ、120mの高さを誇る茨城県牛久市の「牛久大仏」で12日、毎年恒例の大掃除が行われた。秋の彼岸を前に頭部の汚れを落とし、清められた顔をお披露目した。

午前7時半ごろ、ロープで体を支えた作業員が頭頂部に姿を現した。巻き毛のような「螺髪」をタオルで拭き、汚れがたまっていた左耳の上部を磨いた。エレベーターなどで大仏内部を登り、目のあいた部分から外に出ると、ブラシと水を噴射する洗浄機を使って、鼻や目の周りについた鳥の排せつ物などを丹念に取り除いた。

東京・浅草にある浄土真宗の東本願寺によって1993年に完成した。
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