捜査関係者などによると、吉田容疑者は北海道大大学院を修了後、第一三共に入社し、研究員として薬品の研究や開発を担当。働きながら千葉大大学院医学薬学府で学び、博士号を取得、米国の大学にも留学していた。妻の容子さんは神戸大農学部卒業後、京大大学院に進学した。

関係者によると、容子さんとは会社の同期で、平成22年に結婚。容子さんは退職し、別の会社に就職した。だが、5年以上前から夫婦関係が悪化し、家庭内別居状態だったという。事件前もけんかが絶えず、吉田容疑者は「夫婦仲が悪かった」と説明。容子さんの死後、吉田容疑者は会社に出勤していなかった。


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