【ワシントン共同】米政府は15日、海に浮かべる浮体式の洋上風力発電を2035年までに15ギガワット導入する目標を発表した。500万世帯分の電気をまかなう計算。発電コストを70%以上低減させながら、温室効果ガスの排出大幅減に結びつける。設備の国内製造を進め、雇用創出も狙う。
 バイデン大統領は30年に洋上風力発電を30ギガワット導入する目標を既に出しているが、大半は浅い海底に土台を固定する着床式で達成する計画。米西部や北東部の沿岸海域は深いため着床式には向かないが、国内で利用可能な風力発電容量の3分の2が集中。浮体式に活用できる余地が大きいと判断した。
https://www.kobe-np.co.jp/news/zenkoku/compact/202209/sp/0015643968.shtml