今月5日、テレビゲームをしていた男性が自宅にいながら雷に打たれてしまったというニュースがイギリスより届いた。
担当医によると男性は腕に火傷を負っており、ケガの状態から考えて雷に打たれた可能性が高いと明かした。当時外は雷雨だったが、男性は窓を開けたままゲームをしていたという。『Metro』などが伝えている。

今月5日午後10時半、英オックスフォードシャー州アビングドン在住のエイダン・ローワンさん(Aidan Rowan、33)は自宅リビングにて、猫を操作して遊ぶゲーム「ストレイ(Stray)」をPlayStation 5でプレイしていた。
ソファで寛ぎながら可愛い猫を動かして穏やかに楽しんでいたエイダンさんだったが、その時に突然雷に打たれてしまった。

エイダンさんは「非常に大きな雷が鳴ったあとに体が重くなり、続いて右腕が燃えるように熱く感じました。当時はとても混乱していて、我に返るのに1分くらいかかりました。
何が起こったのかも分からないままでしたが腕に火傷を負っていたので、2階に行って夫のアーロン(Aaron、32)に濡れタオルを用意してもらうよう頼みました」と当時を振り返った。

「この臭いは何だ?」と嗅ぎ慣れない臭いに困惑するアーロンさんに、エイダンさんは腕に火傷を負っていることを説明した。病院に向かっている間、エイダンさんの右腕には火傷による水膨れができていたという。

そして近くの「ジョン・ラドクリフ病院(John Radcliffe Hospital)」に到着し、受付でアーロンさんが「雷に打たれたかもしれない」とエイダンさんの状態を説明すると、
周囲にいた人々は驚いて2人の方を振り向いたという。急いで検査室にてエイダンさんを診察した医師らは、困惑しながらも「確かに落雷を受けたようだ」と目を丸くした。

その後、異なる診療科から9人もの医師が来てエイダンさんをチェックし、心臓モニター検査や血液検査などが行われた。
当初エイダンさんの心拍は不安定な状態だったがしばらくすると安定し、8時間後には痛み止めを貰って帰宅することができた。

エイダンさんは雷に打たれたものの健康上に大きな問題はなく、右腕に稲妻が走ったような火傷の痕が残っただけだった。通常雷に打たれてしまえば重傷は免れず、最悪の場合には死に至る危険もある。
エイダンさんを診察した医師らは「雷が水溜まりに落ちたあと、跳ね上がって開いていた窓を通った可能性が高い」と室内で落雷を受けた原因について推測している。

https://japan.techinsight.jp/2022/09/iruy09151220.html

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