リスク理解してワクチン接種を、1回目後から不調続く 岐阜・可児市の女性

https://news.yahoo.co.jp/articles/a7553f9b2a590ffc4c04fa61cdbbf7ee7819bb79

岐阜県可児市の兼松徳江さん(59)は、体に力が入らず、杖(つえ)を使って歩く生活が1年以上続いている。国の新ワクチン接種の方針に反対はしないが、リスクへの認識が低いまま接種ありきの風潮になることを危惧し、「私に起きたことを多くの人に知ってほしい」と話す。

手足のしびれ、早まる鼓動、息ができないほどの倦怠(けんたい)感-。昨年7月、ファイザー社製ワクチンを接種してわずか5分後、兼松さんは急激な異変に襲われた。すぐに近くの総合病院で検査と点滴を受けたが、もはや歩くこともできない。その後はかかりつけ医、2カ所の総合病院をたらい回しにされた上、結果はいずれも「原因不明」。兼松さんに基礎疾患はないが、今回のような症状は報告例がないことを理由に「ワクチンが原因ではない」と言い切る医師もいた。

 接種から8日目、すがる思いで知人の野尻眞・白川病院長=加茂郡白川町=に相談し、すぐに入院。診療計画書の病名欄には「新型コロナワクチン接種後副反応」と記載された。