https://www.bbc.com/japanese/62951387

8日に亡くなったイギリスの女王エリザベス2世の国葬を19日に控えて、英外務省の消息筋は、
招待されていたサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子が出席しない見通しだと明らかにした。ロイター通信が18日、伝えた。
サウジアラビアを事実上支配する皇太子への招待については、人権団体などから抗議が出ていた。

報道はイギリス外務省関係者の話として、女王の国葬に出席するにはサウジアラビア王室のトルキ・アル・ファイサル王子になる見通しと伝えた。出席者の変更は、サウジアラビア政府が決めたことという。

在ロンドンのサウジアラビア大使館筋はこれに先立ち、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子が今週末にロンドンを訪れる予定だと認めていた。

エリザベス女王の葬儀にムハンマド・ビン・サルマン皇太子を招待したことについて、
複数の人権団体が、サウジアラビア政府による数々の深刻な人権侵害を「なかったことにする」ものだと批判している。