NY市場サマリー(23日)英ポンド37年ぶり安値、米株大幅安 利回り上昇
9/24(土) 6:44配信
[23日 ロイター] -
<為替> 対ドルでユーロが20年ぶり、英ポンドが37年ぶりの安値を付けた。
企業活動の減速が示され、リセッション(景気後退)懸念が高まっていることが背景。
英ポンドに対しては、財務相が大規模な減税と大幅な借り入れ増額を発表したことも重しになった。
英ポンドは1.0840ドルと、37年ぶりの安値を更新。
終盤の取引では3.4%安の1.0874ドルと、1日の下落率としては2年ぶりの大きさとなった。
英国債も売り込まれ、10年債利回りは3.829%と、2011年4月以来の高水準を更新。
ドイツ銀行のアナリスト、ジョージ・サラベロス氏は、市場を落ち着かせ信用を回復させるために、
イングランド銀行(英中央銀行)は早ければ来週にも緊急会合を開き、大幅な利上げを行う必要があるとの見方を示した。
英ポンドに連動してユーロも下落。一時0.9669ドルまで下げ、
02年10月以来の安値を更新した。その後は1.5%安の0.9689ドル。
S&Pグローバル発表の9月のユーロ圏総合購買担当者景気指数(PMI)速報値が48.2と、
前月の48.9から低下し、好不況の節目の50を3カ月連続で下回ったこともユーロの重しになった。
円は対ドルで0.6%安の143.30円。
ただ、前日の政府・日銀の円買い介入を受け、週初からは0.3%上昇した。
週間ベースで上昇するのは約1カ月ぶり。
主要6通貨に対するドル指数は一時113.23と、02年5月以来の高値を更新。
終盤の取引では1.6%高の112.96。週間ベースの上昇率は
20年3月以来の大きさとなった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ba6604acbcfd006300427eea3a495e1fc516de73