マツダは、ロシアでの自動車生産から撤退する方針を固めた。ロシアのウクライナ侵略で部品の調達が困難になり、今春に操業を停止していたが、再開の見通しが立たないと判断した。

【図】ロシアに進出した日本企業の状況(8月時点)

 マツダは欧州を主要市場の一つとしている。ロシアへの非難が高まる中、企業イメージへの影響も考慮したとみられる。合弁先のロシア企業と撤退に向けた実務的な協議を進める。

 マツダは2012年から、ロシア東部のウラジオストクでスポーツ用多目的車(SUV)の「CX―5」などを現地向けに生産していた。

 日本の自動車大手では、トヨタ自動車が23日、ロシア西部のサンクトペテルブルク工場を閉鎖すると発表している。

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