https://www.asahi.com/articles/ASQ7841M4Q78OXIE006.html

安倍氏の背後5メートルに男 2度の銃声、仰向けで心臓マッサージ

目撃した朝日新聞記者によると、安倍晋三元首相は8日午前11時20分ごろから、奈良市の近鉄大和西大寺駅付近で演説を始めた。
 取材していた記者は、午前11時半ごろ、安倍氏の後ろ側から銃声のような音がしたのを聞いた。その後、安倍氏が倒れ、胸元から血が流れているのが見えた。

 安倍氏はすぐに救急搬送され、警護していたSPが撃ったとみられる男を取り押さえた。

 男は若い成人とみられ、マスクに眼鏡、Tシャツと長ズボン姿だった。

銃声、記者があたりを見回すと首相の背後に男
 現場で取材をしていた朝日新聞記者によると、安倍晋三元首相は8日午前11時20分ごろに現地に到着し、参院奈良選挙区の自民党候補者と同30分ごろに演説を始めた。

 3分後ぐらいに銃声が1回聞こえ、記者があたりを見回すと、安倍元首相の背後5メートルぐらいのところに、男がいた。もう一度パンという音がし、銃のようなものが見えた。

 警護のスタッフがその場で男を取り押さえた。男は黒い筒をビニールでぐるぐる巻きにしたようなものを提げており、取り押さえられる時は多少の抵抗をしたが、何か言葉を発することもなかった。

 安倍元首相は演台から下ろされ、仰向けの状態で心臓マッサージを受けていた。自動体外式除細動器(AED)も使われていたようだった。医師や看護師を探す声などが上がり、あたりは騒然とした。