https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/166811
防衛省 元陸自隊員の女性が訴えた性被害について事実関係を認め、本人に直接謝罪
防衛省はきょう、元陸上自衛隊員の女性が訴えていた任務中の性被害について、一転して事実関係を認め、本人に直接謝罪しました。
防衛省 町田一仁 人事教育局長
「深く謝罪をいたします。大変申し訳ございませんでした」
元陸上自衛隊員 五ノ井里奈さん
「今こうやって認められたというのは、本当に遅いと思っています」
元陸上自衛隊員の五ノ井里奈さんが任務中に性被害を受けたと訴えていた問題で、防衛省は一転して事実関係を認め、幹部が五ノ井さんに直接謝罪しました。
五ノ井さんは「今後、このようなことが二度と無いように、根本的に改善してほしい」と涙ながらに話し、防衛省側に再発防止を求めました。
これに先立って、陸上自衛隊トップの吉田陸上幕僚長が会見し、去年8月、演習場の宿泊施設で男性隊員が五ノ井さんを押し倒して性的な身体接触を行うなど、ハラスメントがあったことを認め、謝罪しました。
男性隊員らはこれまでの捜査や調査で行為を否定していましたが、最近になって複数の隊員が一転して加害を認めたということです。
また、五ノ井さんが所属していた部隊では他の女性隊員からも性被害の訴えがあり、調査で事実関係が認定されました。