学業の成績は学生の「外見の魅力度」によって左右されてはならないはずですが、
スウェーデンの工学部修士課程に通う約100人の学生を対象にした研究によって、
対面授業では男女問わず魅力度が高い学生の成績が良くなることが判明しました。
加えて、新型コロナウイルスの感染拡大に伴うリモート授業への移行によって魅力度の高い女子学生の成績が感染拡大前と比べて下落したことも明らかになっています。

中略

さらに、新型コロナウイルス感染拡大によって対面授業からリモート授業に以降した2020年度にも同様の分析を行った結果、
「非定量的な科目」において魅力度の高い女子学生の成績が低下し、魅力度の高い男子学生は対面授業の成績を維持したことが確認されました。
リモート授業では対面授業と比べて教員と学生の相互作用が減少することから、
Mehic氏は「女子学生における魅力度と成績の関係は主に教員による差別が影響している」と推測しています。

また、魅力度の高い男子学生の成績がリモート授業への移行後も高かった理由について、
Mehic氏は「魅力度の高い人物は社交的な性格であると認識されやすい」という研究結果を元に、
「非定量的な科目ではグループ課題を与えられる頻度が高く、社交的な性格であると認識されることが成績向上に影響した可能性がある」と指摘しています。


「ルックスが魅力的な学生ほど好成績な現象」は対面授業からリモートになるとどう変わるのか?
https://gigazine.net/news/20220921-beauty-grades/