西アフリカのブルキナファソで9月30日未明、国軍兵士の一団がクーデターを起こし、国営テレビを通じて、全権を掌握したと宣言した。軍事クーデターはサンダオゴ・ダミバ陸軍中佐率いる暫定政府のテロ対策と治安回復の失敗に抗議してのもの。ダミバ中佐は10月2日に辞任を受け入れ、クーデターを主導したイブライム・トラオレ陸軍大尉が新たな首班となるもようだ。

今回のクーデターは2022年に入ってから2回目となる。ブルキナファソでは近年、イスラム過激派組織によるテロや襲撃が繰り返されており、国内では政府のテロ対策に度々不満の声が上がっていた。今回追放されたダミバ中佐も1月に「政府が国の安全保障を担保できていない」として、当時のカボレ大統領に対しクーデターを起こして実権を握ったhttps://www.jetro.go.jp/biznews/2022/10/01fa680a464c217b.html