「岸田首相の支持率は国葬が終わってからも底を打たず、下がり続ける一方です。本来であれば解散という伝家の宝刀を抜き、選挙に勝って正統性を確保するところですが、岸田首相には首相を続ける気力が残っておらず、解散のカードを切るに切れないのです」(前出・官邸関係者)

 そんな状況のなかの翔太郎氏の秘書官就任。官邸周辺では、「首相の“精神安定”のためだろう」という見方が出ているという。

「翔太郎さんが秘書官に就任したのは、『官邸と事務所の意思疎通の強化を図るため』という報道が出ていますが、実際は、岸田首相が話し相手が欲しいからだというのです。それほどまでに最近の総理の憔悴ぶりは酷いものがあります」(同前)

 この関係者は、そんな岸田首相と翔太郎氏の関係を「まるで逆授業参観ですよ」と苦笑するが、林、平井両大臣も、某レストランでこんな会話を交わしていたという。

「菅前首相は一人で抱え込んで、自分で決めてしまう人だった」

「岸田首相はそういうタイプではないのに、いったい誰に相談しているんだろう。それがわからない」

「長男を秘書官にするのは、これまでは聞いてばかりで自分が話せなかったからだろう」

「長男の“聞く力”に期待だな」。2人はこう語り合ったという。それにしても、一国の首相が息子に尻を叩かれるとは……。

https://news.yahoo.co.jp/articles/731ee34b76d91617f285d64f5cc43603616c20ec