台湾を訪問している超党派議員連盟「日華議員懇談会」(日華懇)の古屋圭司会長は7日、台北市内で開かれたアジア太平洋地域の対話を促すフォーラム「玉山論壇」に出席し、
日本が8月に台湾有事に関するシミュレーションを行ったことに触れ、今後は米国、台湾と連携して具体的な協議を行う必要があるとの考えを示した。
古屋氏は、新型コロナウイルスが流行する中で台湾が日本にマスクを提供し、日本が台湾にワクチンを供与したことや安倍晋三元首相の死去に際して多くの台湾人が哀悼の意を示したことに言及。
日台間の固い絆を感じたと強調した。
また台湾海峡の平和と安定については、日本にとって大切な友人である台湾の人々の安全だけでなく、日本の安全や国際社会の安定にも不可欠だとし、
台湾海峡で有事が起きてしまってからでは手遅れだと危機感を吐露。共通の価値観を持つ国々が緊密に連携することが重要だと語った。
中華民国(台湾)と外交関係のあるパラオのウィップス大統領は、気候変動や教育、文化などの分野で台湾と継続して連携を図る意向を示した。
ニュージーランドのピーターズ前外相は、台湾の経済や民主主義、政治について高く評価し「世界に台湾のような国が多くあれば、世界はもっと良くなるのではないだろうか」と持論を述べた。
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