ハ・ジョンウが連続殺人鬼を怪演してブレーク!映画『チェイサー』は韓国サイコサスペンスの教科書
『チェイサー』は、2004年にソウルで起きた『20人連続殺人事件』を題材とした、サイコサスペンスの傑作として名高い一作。
元刑事とサイコパスの対決を、スピード感溢れる展開と容赦なき残忍な描写で、公開当時は韓国中を震撼させた。
ベテラン俳優のキム・ユンソクが、事件の謎を追う元刑事オム・ジュンホを演じ、
ハ・ジョンウは女性の監禁と殺害を繰り返すサイコパス、チ・ヨンミンを演じた。
『チェイサー』以前から、映画を中心に活動してきたハ・ジョンウだったが、同作の怪演で本格的に大ブレイク。
狂気さを表現した高い演技力は注目を集め、映画スターの道を駆け上ることに。
作品自体も、それまでの韓国映画のサスペンスとは一線を画す、残虐性とエンタメ性の見事な融合が話題を呼び、
500万人を動員するメガヒットを記録。
その結果、“韓国のゴールデングローブ賞”とも呼ばれている『百想(ペクサン)芸術大賞』(2008年・第44回)で、栄えある大賞を受賞した。
この大ヒットを機に、韓国では後に続こうとサイコパスを描いた作品が次々と製作されるようになったと言われている。
まさに本作は、その後の“韓国サスペンススリラーの教科書”となったわけである。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e59637aad3d86e8e212860f371bf283a09c2ee76