軽井沢バス事故


長野県警の検証の結果、バスのギアがニュートラルになっていたことと、ブレーキ部品に異常がなかったことがわかった。県警は、ニュートラルのためエンジンブレーキや排気ブレーキなどの補助ブレーキが効かず、フットブレーキだけでは減速しきれなかった可能性があるとみて調べを進めている[74]。事故車は6段変速のMT車(フィンガーシフト式)で、運転手が無理なシフトダウン動作を行おうとすると、エンジンのオーバーレブによるブローを防ぐため操作がキャンセルされ、ニュートラルか元のギアに入るようプログラミングされている[75]。国交省の関係者は「大型車の運転に不慣れな運転手が急に低速ギアに入れようとしてニュートラルになり、エンジンブレーキで減速できずパニックになった可能性がある」とみている[75]。ただし、事故の衝撃でギアがニュートラルに動いた可能性もあり、長野県警は慎重に調べている[75]。