イオンモール土岐(岐阜県土岐市土岐津町土岐口)がオープンしてから初の休日を迎えた。3連休中の9日の日曜日は、最多の約1万5千台の車が来店し、駐車場に入ろうとする車列が国道19号まで延びて一時的に渋滞が発生。イオンモールは早めに満車の表示を出すなどして敷地内への流入抑制を図った。客足は想定の範囲内で大きな混乱はなかったとする一方で、周辺の地元住民の生活に影響が出た。
多治見署によると、車の来店台数は3連休初日と最終日が約1万4千台。最多の9日は、イオンモールに面する国道19号には駐車場に入ろうとする車列が一時的に1車線を埋め、イオンモール入り口から多治見市の上山町交差点までの最大約1・8キロの渋滞が発生。道路脇には「入庫まで約90分待ち」と満車を知らせる看板が掲げられたほか、約3600台が止められる駐車場の電光掲示板は全て満車の表示。駐車場内で連日物損事故も発生した。
同署の中尾学交通1課長は「日曜日は午後の雨の影響で滞在時間が延び、特に混雑したと聞いている。モール外周道路への引き込みなどで19号への影響は最小限に抑えられたのでは」と分析する。多治見市中の国道19号が動かなくなるという予想もあったが、そうした事態は避けられた。一方で「致し方ない部分もあるが19号を優先した結果、周辺の県道や生活道路の流れが悪くなった」と説明した。https://news.yahoo.co.jp/articles/9fcb9a5ff01c6c14ba1026ceb71aa1d45ec5a0e9