Androidスマホで「マイナンバーカード」の電子証明書を利用可能に 2023年5月11日から

https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/2210/13/news197.html

 河野太郎デジタル大臣は10月13日、「マイナンバーカード(個人番号カード)」の電子証明書について、2023年5月11日からAndroidスマートフォンへと格納(搭載)できるように準備を進めていることを明らかにした。
iPhoneの対応については未定だが、決まり次第改めて告知するという。

スマホの「電子証明書」はどうやって発行する? 何ができる?

 スマホにマイナンバーカードの電子証明書を格納するにはどうすればいいのだろうか。
そしてスマホに格納することで何ができるのか――総務省の検討会資料を参考に、現時点で分かっていることを簡単に解説する。

 電子証明書のスマホへの格納は「マイナポータルアプリ」を使って行うことを想定している。
既にマイナンバーカードを持っていれば、市区町村の指定する窓口に出向くことなく、格納先のスマホで発行申請を行える。

 機種変更の際は、新しい端末で発行申請を行うことで、古い端末での証明書(と電子鍵)の失効/削除手続きも自動的に行われる。
紛失/盗難時のリモート削除/失効手続きにも対応する。

 「それでも不安」という場合は、電子証明書が使われるごとにメールで通知する機能もある(要設定)。


 スマホに格納した電子証明書では、主に以下のサービスを利用できるようになる見通しだ。

マイナポータルへのログイン
行政手続きのオンライン申請
コンビニエンスストアでの各種証明書(の写し)の交付
健康保険証としての利用(医療機関側の対応も必要)
民間が提供するオンラインサービスにおける本人確認(サービス側の対応も必要)

 現在、これらのサービスを利用するにはマイナンバーカードそのものが必要だったが、スマホに格納したものを利用すればカード本体を持参する必要がなくなる。
マイナポータルを含むオンラインでのログイン/申請手続きをスマホで行う場合には、カードをかざす手間も省ける。