南海トラフに備え 犠牲者安置の手順を確認する訓練 静岡 掛川

南海トラフ巨大地震などの大規模災害に備えて、犠牲になった人たちを安置する手順などを確認する訓練が、静岡県掛川市で行われました。

訓練は、掛川市が地域防災計画に基づいて、災害時に遺体の収容所に指定している市内の体育館で毎年実施しています。

ことしは新型コロナウイルスの影響で、3年ぶりに規模を縮小して行われました。
福祉課や市民課、それに危機管理課の職員およそ30人が参加して、犠牲者に見立てた人形の体を洗ったり、浴衣を着せて専用の袋におさめたりする手順を確認しました。

このほか、遺体の引き渡しや火葬の手続きなどを遺族と相談する訓練も行われました。
掛川市では、南海トラフ巨大地震では最大800人の死者が予想されているということで、参加者は真剣な表情で取り組んでいました。

掛川市危機管理課の戸塚美樹危機管理監は、「今回はコロナ禍で市職員のみの訓練となりましたが、今後は警察や医療関係者とも連携してそれぞれの役割を確認していきたいと思います」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221029/k10013874501000.html

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