※11/5(土) 20:10配信
ファイナンシャルフィールド

転勤すると地域による違いに戸惑うことがあります。バスの乗り方もその一つでしょう。

東京23区内では前から乗って均一のバス料金を払っていたのに、福岡に行くと後ろのドアから乗ることにまず驚くかもしれません。

しかも、料金は均一ではなく、自分で確かめなければならないと知って困惑してしまう人も多いはずです。そこで、この記事では、地域によって異なるバスの乗り方、運賃などについて説明していきます。

路線バスの乗り方は大きく分けて2パターン
路線バスの乗り方、運賃の払い方は地域によって異なりますが、大きく分類すると2パターンに分けられます。一つは「前乗り、前払い、後ろ降り」で、もう一つは「後ろ乗り、後払い、前降り」です。

「前乗り、前払い、後ろ降り」は、東京23区内を走る都バスをはじめとする路線バス、その他横浜市、川崎市などの首都圏の一部路線バス、名古屋市交通局の路線バスなどが採用しています。これら以外の地域では、「後ろ乗り、後払い、前降り」を採用している路線バスがほとんどです。

「前乗り、前払い、後ろ降り」のバスは、どこで乗ってどこで降りても運賃は変わらない「均一制」が多くなっています。利用者の多い都市部では、運賃を細かく分けると支払いの際に煩雑になってしまい、時間が掛かってしまうためです。均一料金にしておけば、乗客も迷うことなくスムーズに運賃を支払うことができます。

また、都市部では比較的バスを短距離移動のために利用されることが多いためでもあります。一方、「後ろ乗り、後払い、前降り」のバスは「対キロ区間制」を採用しています。

これは、一定の距離を基準とした区間を定めておき、乗客が乗った区間に応じて運賃を決定する仕組みです。地方部のバスでは乗客によって利用する距離が大きく異なります。そこで、負担の公平性を図るため、距離に応じて運賃を決めているのです。

福岡のバスの乗り方


https://news.yahoo.co.jp/articles/95dafb3ec32a68e003ef269e140e7b99204a10ee